Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

Nursing & Education & Technology

看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

医療・看護

97歳の現役看護師

" data-en-clipboard="true"> 死ぬまで、働く。 作者:池田 きぬ すばる舎 Amazon " data-en-clipboard="true">タイトルからして、すでに驚きである。 おそらく多くの看護師が、本屋でこのタイトルを目にしたら、少なからず立ち止まってしまうのではないだろ…

まずは日常にSDGsを

現代社会でキーワードとなっているのがSDGs(Sustainable Development Goals)だ。2030年のよりよい未来を創るために、17の目標が掲げられている。 なぜ急にこのような記事を書こうと思ったのかというと、ある授業で取り上げようと考えているからだ。恥ずか…

人はエラーを起こす存在である

今日は少し趣向を変えて、医療安全の話。 昨今はプログラミングが話題となっている。 プログラミングは、入力したコードが正しければ、決してエラーすることなく動かせる。 対して人間はどうだろう? どんなに優秀な人であっても、ミスをしたことがないとい…

スピノザ哲学と看護・教育

今回は久しぶりに哲学系の本を選んだ。 はじめてのスピノザ 自由へのエチカ (講談社現代新書) 作者:國分功一郎 講談社 Amazon スピノザといえば「エチカ」だが、もちろん読んだことはない。 著者の國分先生は、雑誌「精神看護」のオープンダイアローグや、ケ…

論文の読み方(あくまで個人的な)

教育者たるもの、やはり論文を読まねばならない。 「ねばならない」と書いたが、新しい知見に知れたり、自分の疑問を解決するヒントがもらえたり、アイディアが生まれたりと、論文を読むことは楽しい。 僕が普段どのように論文と付き合っているのかを書いて…

日本看護シミュレーション教育学会に参加してきた

オンラインで開催された日本看護シミュレーション教育学会に参加してきた。福岡で開催される予定だったが、コロナ禍ということで全てオンラインとなった。 この学会の存在を知ったのも、そもそも最近だった。シミュレーション教育を本格的に取り入れていきた…

マインドマップでプレゼンしてみた

看護師の仲間と1~2ヶ月に1度、学習会を開催している。以前は会議室のような場所を借りていたが、コロナ禍となってからはオンラインでやるようになった。 学習会といってもそんな大それたものではなく、3~5人くらいで集まるアットホームな感じだ。 毎回2人く…

「看護のためのシミュレーション教育」を読んで

ぼちぼち来年度の授業案を練らなければいけない時期となった。まだぼんやりとではあるが、来年度はシミュレーション教育を本格的に取り入れていきたいと考えている。大学院の科目履修を通じて、色々な理論を学んできたわけだが、どう考えてもシミュレーショ…

臨床判断ティーチングメソッド

久しぶりに「読書会」へ参加した。主役はこちら。 黄色い表紙がビビッドで、思わず手にとってしまう。「インスタ栄え」を意識したデザインなのかもしれない。 この本の存在は、週刊医学界新聞やツイッター経由で知った。 コロナ禍ということもあり、どの施設…

日本看護学会 ー看護教育ーに参加してきました

看護教育の学会に初めて参加してきた。 2日間に渡って和歌山県で開催された。 今回の学会に参加した目的は2つある。 自施設の実践報告 今後の教育に関する示唆を得る 自施設の実践報告 僕は教員でありながら、滑舌がわるく噛みやすい。 発表でもそれが懸念さ…

看護管理セミナー

看護管理と聞くと、管理職でない自分には縁がないイメージだ。 おそらく普通だったら行かないだろう。 それなのになぜ申し込んだのか。 それは講師がぜひ一度話を聴いてみたかった方だったからである。 なんと講師は井部 俊子先生である。 井部先生はドラッ…

聴くことのちから

医療職の人はよく耳にする「傾聴」という言葉。 この言葉が意味することは何か。そして何をもたらすのか。 しばしば考えさせられる。 そんな背景もあり、タイトルに惹かれたがこの本。 「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫) 作者: 鷲田清一 出版…

現象学的看護研究

現象学的看護研究 理論と分析の実際 (カラー別冊「現象学的方法を用いたインタビューデータ分析の実際」付き) 作者:松葉 祥一,西村 ユミ 医学書院 Amazon ここのところ天気がよい。 少しずつ日ものびてきた印象。 春が待ち遠しい。 今日はブックレビュー。 …

「臨床の素朴な疑問から、研究で使えるリサーチクエスチョンを立ち上げよう」に参加して

研究を始める際、まず思い悩むのが「なに研究すりゃいいんだ」「何も疑問なんてないんだけど…」みたいなことだと思う。 このような研修をツイッターで発見し、これはぜひ参加したいと思って参加することにした。 研究を少しかじってみると、「PECO」というキ…