研究を始める際、まず思い悩むのが「なに研究すりゃいいんだ」「何も疑問なんてないんだけど…」みたいなことだと思う。
このような研修をツイッターで発見し、これはぜひ参加したいと思って参加することにした。
研究を少しかじってみると、「PECO」というキーワードをよく耳にする。
アルファベットのせいか、これだけでなんだか難しそうな印象をもっていた。
でもPECOは臨床のモヤモヤ(CQ:クリニカルクエスチョン)を明確(RQ:リサーチクエスチョン)にするために協力なツールなのだということ。
そして実際に使ってみると、そんなに構えずに使えるツールなのだということを体感することができた。
またFINERという新たなツールも知ることができた
PECOで考えても、なんとなく現実感がないものが出てくることがある。
FINERを使うことで、より現実的な研究として磨かれていく過程を自身の手を動かしながら学ぶことができた。
研修で取り上げられた事例は「看護師あるある」なもので、 やり甲斐があった。
この事例から学んだことは、現場だけでなく医療を取り巻くルール(法)や社会情勢にアンテナを張ることで、みえてくるクエスチョンもあるのだということ。
当たり前だけど、医療・看護の勉強だけしてればよいというわけじゃないんだ。
この研修はディスカッションの時間が多くあった。
同じ事象でも、視点が異なれば研究方法やアウトカムが変わってくることが知れて興味深かった。
色々な意見に耳を傾けることって大切。
僕は教育に携わっているので、講義方法にも注目していた。
「5分で10個以上のアイディアを出して」のように、時間制限を設けてテンポよくアイディアを考えさせる展開に感激した。
またディスカッションしやすいような空間デザインや雰囲気つくりなど、大変勉強になった。
懇親会では、直接お会いしたかった方や、これまで出会わなかった人たちとたくさん話せた。
1人で黙々と勉強していては決して得られない経験だ。
外に目を向けることの大切さを、改めて感じた1日だった。