教育に携わるようになって思ったことは、アイディアが結構大切だということ。
思いつきだけでやってもダメ。
でもアイディアがないとなんだか面白みにかける。
ここでいう「面白み」というのは、ワクワクするような感覚のこと。
ワクワクするような感覚があれば、授業も楽しく学べるのではないかと思う。
そこで手に取ったのがこの本。
- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アイディアを生み出すための道具、つまり「考具」を教えてくれる本だ。
僕が印象に残った考具をいくつか紹介したい。
カラーバス
これはその日意識する色を決め、過ごしてみるということ。
例えば「青」と決めたならば、青色を意識しながら生活する。
すると普段は目につかない景色が見えてくる。
SeeからLookへ。
そこから何かが生まれてくるのかもしれない。
聞き耳を立てる
音楽を聴きながら移動している人は結構多いだろう。
もしくは
「せっかくカフェでのんびりしようと思ったのに、周りがガヤガヤしている。音楽でも聴くか」
そこで少し思いとどまってみよう。
人の会話はアイディアの源泉。
シャーロック・ホームズになったつもりで、周りの音に耳を傾けてみよう。
普段通りに生活していたら知ることのできないこと、しかし身の回りにはごろごろ転がっていることをどれだけ自分の中に取り込めるか、ここが大事なところです。
「カラーバス」や「聞き耳」は、要するに普段意識しないことを、意図的に取り入れてみてはどうかという著者からの提案だ。
人は変化を恐れるというし、試してみる価値は大いにありそうだ。
メモ
アイディアといえば、やはり話題に上がるのがメモ。
筆者曰く、メモの意義は「手を動かすこと」にあるという。
これは実感としてわかる気がする。
メモがなくても、メモしたことで覚えていることってあったりする。
メモに絵を取り入れてみるのも良いらしい。
試してみたい。
アイディアを生み出すには、やはりインプットも大切。
インプットといえば、読書は外せない。
僕は本が好きだけど、途中で挫折してしまうこともたまにある。
自分にとって必要な情報を探すという意識で本に問いかけながら何度もアクセスするのがポイント
わからなくてもよいから、ざっと目を通すだけでも良いのだ。
途中で挫折しそうになっても、気軽にざっと目を通してみよう。
他にも
・連想ゲーム
・精神の筋肉をストレッチ
・身体を動かす
といった面白そうな考具が紹介されている。
とにかくアウトプットすることが大切。
意図的にアウトプットしまくりたい。