Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

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看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

自分的ミニマリズム

今日はミニマリストについて書く。
ミニマリストというと、「部屋に恐ろしいくらい何もない」ということを想像するだろう(もちろん程度の差はあるだろうが…)。
僕も当初はそんなイメージを抱いていた。
ところが、最近はミニマリストのイメージが少し変わった。
これまでは物質的な物の少なさに目が向きがちであったが、実はそうでもないのだと。

ミニマリストの本質は、その哲学にある。
すなわち「ミニマリズム」を自分のライフスタイルに合わせ、体現していくこと。
それがミニマリストの本質なのではないか。
そんなことを考えている。
ではミニマリズムとは何なのか。

自分の人生で何が大切なのかを自覚し、ノイズを最小化すること

というのが、現時点で自分の中にある定義である。
それっぽい表現で書いてみたが、内容は至極当たり前なことだ。
誰でも自分の人生で大切なことに時間を注ぎ、どうでも良いことは最小限にしたい。
「いやいや、自分は大切なことなんか何もなくて、どうでも良いことに時間をジャブジャブ使いたいよ」という人がいたら申し訳ない。

ただ、頭ではわかっていることと、実際に実行できているのとでは、大きな違いがある。
毎日忙しく過ごしていると、本質は忘却の彼方にありながら、目の前のノイズにはしっかり反応してしまう、なんてことはないだろうか。
気がついたらSNSスマホゲーム・動画といったテクノロジーに時間を浪費し、些細な人間関係に頭をモヤモヤさせ、どうでも良いニュースを読んでいる。
そして気がついたらもう年末だ。

年末ならまだ救いがある。
それがもし人生の終盤だったらどうだろうか。
圧倒的に救いようがない。

そうならないための考え方がミニマリズムにある。
一人暮らしで誰にも、何も責任がない状況であれば物は最小限で良いだろう。
しかし子育てをしている人であれば、そう簡単にはいかない。

じゃあミニマリストにはなれないのか。

そうではない。
自分のライフスタイルに合わせ、何が必要で、何が必要でないのか。
それを考え、可能な範囲内で実行に移すことはできるはずだ。

最近の僕が取り組んだことは

スマホのアプリは必要最低限にする
・自分にとってやりたいこと・やるべきことをノートに書き出す
・リュックの中は荷物が最小限になるようにする
・ぼーっとする時間をつくる
・ペットボトルを不用意に買わない
SNSは発信をメインとする
・明かに読まない本はブックオフ
・惰性で人と会わない
・予定を詰め込みすぎない
・よく噛んで、ゆっくり食べる
・移動中はスマホを見ない
・すぐにスキルへ走らない

書いてみると、やはり大したことはしていない。
ただ依然と比較して、やりたいことに集中できていることを実感している。
結局どう頑張っても、1日は24時間しかなくて、何をしようと時間は経つ。
そうであれば、より人生が豊かになる使い方をしていきたい。

自分にとって必要なことは何か。
必要でないことは何か。

今していることは、自分にとって必要なことなのか。
自分の声に耳を傾けよう。