Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

Nursing & Education & Technology

看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

Amazon創った男から学んだこと

Feedlyで目にジェフ・ベゾス氏の記事が流れてきた。
もはやAmazonなしでは生活できない人間になってしまったが、そもそもこの人についてよく知らないな、と思ってポチった本である。

 

 

「1分間〇〇」シリーズは、ジェフ・ベゾスをはじめ、P.ドラッカースティーブ・ジョブズなど、名だたる人物の哲学・思想をわかりやすくまとめてくれている本である。
1分では読めなかったが(汗)、前提知識がなくとも読みやすくおすすめである。

読んだ感想を簡単にまとめてみたい。

読み終わってまず感じたことは、何があっても顧客ファーストであろうとする一貫した哲学である。
とにかく顧客の体験を大切にし、一切の妥協を許さずに改善してきたからこそ、今のAmazonfがあるということがよくわかった。

そんなベゾス氏の鉄の意志のおかげで、社員には「いやいや、それは無理ですよボス・・・」なミッションが与えられているのだと想像できる。

しかし逆風が吹こうとも貫き通せる強さがあるからこそ、世界を変えられるのだとも思う。

 

ベゾス氏というと、冷酷無比で最強に優秀なイメージがあるが、どうやらそんなことはないようだ。

人間は、生き方のガイドラインをきちんと決めておかないと、ついついお金に流されたり、「ビジネスライク」という名のもとに好ましくない行動を取ったりする危険がある。

本書P.436より

少年時代のベゾス氏のエピソードが紹介されており、人間として何を大切にするか、を考えている人なのだと知った。

話が戻るが、顧客ファーストであろうとするがゆえ、常にイノベーションを起こそうとするベゾス氏がいる。
人間は現状に留まろうとするが、ベゾス氏はこれまでのやり方を壊し、新しく、よりベストな顧客体験を求めて毎日を猛烈に過ごしている。
これからもAmazonは進化し続けるのだろう。

ベゾス氏の哲学に触れ、顧客にとってよりよいものを提供しようとする姿勢には学ぶものがある。
僕であれば、それは学生にとってより良い教育を提供することになる。

Amazonのように世界を変えるようなことは難しいが、縁あって出会った学生にはより良い教育を実践できるようにありたい。
現状維持ではなく、今年度の学生からのフィードバックはもちろん、実践してみて見えてきた課題は改善し、イノベーション体質であろうと思う。