Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

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看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

ジェームズ・クリアー『複利で伸びる1つの習慣』

 

 

人生は習慣の積み重ね。
わかっちゃいるけど、意識的に未来に繋がる習慣を積み重ねられている人がどれだけいるだろうか。


今回読んだのは「習慣」に関する本だ。

習慣の積み重ねは、長期的には複利のように大きなリターンとなって返ってくる。
古来はアリストテレスから、現代はイチロー選手であれ、日々の習慣が大切であると説いている。
理屈してはわかる。
なぜ理屈ではわかっているにもかかわらず、良い習慣を重ねることができる人と、そうでない人がいるのだろうか。
本書を読み終えた僕が答えるならば、それは「現在の結果より、現在の軌道にどれだけ関心を向けているか」である。

現状維持バイアスという言葉がある。
人間の身体はホメオスタシスという機能があるように、一定の環境に心地良さを感じる。
今この瞬間に心地よいことを人間は選択する。
それが未来と繋がっていれば何も問題はない。
しかし現在の快適さにいつまでも留まっていれば、自分思い描いた未来が、現実にな可能性はぐっと下がるだろう。

そうは言っても、人間の意思力には限界がある。
そこで必要なのが、小さくても未来に繫がる習慣を仕組み化することだ。
例えば、

・朝起きたらスマホは触らないルーティンとする
・寝室にはスマホは持っていかない
・毎日1分勉強する

といったことだ。
こうした小さな積み重ねは、そう簡単に成果となって現れることはない。
それでも積み重なることで、やらなかった場合の人生と大きく変わってくる。

自分が無意識にやろうとしている小さな習慣は、未来に繋がっているのか。
一度考える必要があると感じた。