去年あたりから向後先生の存在を知り、今年度から教える技術オンライン研究会に参加している。
元々はPSI(個別化教授システム)について調べていて、向後先生の論文を読んだのがキッカケだった。
それからnoteにたどり着き、向後先生の記事をありがたく読ませてもらっている。
向後先生の専門分野は僕の関心にジャストミートしており、研究会を開くということで迷わず参加することに決めた。
教育工学の本はたくさんあるが、向後先生の話はダントツでわかりやすく、現場でも役立つヒントをたくさんいただいていている。
今回はARCS-Vモデルが取り上げられた。
恥ずかしながら、ARCSでとまっており、V(Volition:意思)は知らなかった(気になる方は「ARCS-V」でググってみてください)。
紹介された資料を読んでみると、現場で感じていることがまさに理論化されているという印象だ。
どんなに良い授業であったとしても、その後の継続学習がなければ学習者の中には残らない。
継続をしていくエネルギーが、まさに「意思」である。
「自己学習力」とも言えるだろう。
では学習に対する「意思」はどうすれば高められるのか。
まず前提としては、ARCSモデルの視点を活かし、魅力的な授業をする頃が不可欠。
そのうえで自分なりにできることを考えてみた。
・「さらに学びたい人はこの資料を読んでみては?」とセカンドステップを示す
・授業終了後に、「理解度チェックテスト」的な試験をLMS経由で配信する
要は「もういっちょう学んでみるか!」という思いにさせるキッカケ作りをするイメージだ。
授業だけでなく、学習者が継続して学び続けられる力がつく教育でありたいと考えさせられる時間となった。
向後先生・メンバーの皆さま、ありがとうございました。