Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

Nursing & Education & Technology

看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

熊本大学大学院で学び始めて3ヶ月が経過した

熊本大学大学院の教授システム学に科目履修生として入学し、早くも3ヶ月が経過した。
年末ということもあり、振り返ってみたくなったので、思ったことを気ままに書いていきたいと思う。

めちゃめちゃインタラクティブ

オンライン大学や大学院は増えてきたが、1人でPCとともに黙々とイメージをもたれる方も多いだろう。
しかし熊大の学習スタイルはかなり独特?である。
教授システム学と標榜するくらいであるから、やはりよく考えれている。
詳細を公表するとまずいかもしれないので、ざっくりとした表現になってしまうのだが、自然と学生間で相互作用が働くように意図された学習システムといった印象だ。
おかげでハードではあるが、自分1人では得られない学びに気づくことができたり、ディスカッションを通して自分の思考を整理して表現する機会がたくさん設けられている。

時間管理

大学院に所属しつつ、普段は働いているので、二足の草鞋ということになる。
常に課題の締め切りに追われているため、以前より限られた時間を有効に使えるように過ごしている。
本や資料はスキマ時間で読めるよう、iPadにセッティングするようにしている。
インプットはなるべく移動時間に終わらせる。

レポートなどのアウトプットは、やはりまとまった時間がないと難しい。
ひとまず
・仕事を始める前にカフェなどで1時間
・仕事終わりにカフェで1時間
・土日にがっつり
といった感じで時間を確保している。
当然こんなにうまくいかない日も多々あるが、焦ってもしょうがないので開き直りつつ、気合いで乗り切っている。

あと以前に読んだ時間管理に関する本で、「1日のスケジュールで、この時間は勉強すると決めてしまい、予定に組み込むべき」といったことが書かれていた。
金曜日の仕事終わりは土日と翌週のスケジュールを考える時間に充て、「この日のこの時間は勉強に充てよう」とGoogleカレンダーに書き込むようにしている。
スケジュールを組んで、あとは実践するだけというのが自分には合っているようだ。

情報系の科目が…

これからの教育に、IT技術は不可欠。
ということで情報系の科目を履修している。
これが予想以上に難しく、HTMLやCSSプログラミング言語などの知識も今後は必要なようだ。
最も学習のペースが遅くなってしまっている(逃避してる?)。
僕は追い込まれないとできないため、履修したことで嫌でも手を動かさざるを得ない状況となっている。
そうゆう意味で履修して良かった。

理論と実践の往復

ここが熊大に入学して最大のメリットだと感じている。
理論を学び、クラスメイトとディスカッションして深め、そして実践に活かす。
理論を学んで終わりでなく、最終的には実践で理論の重要性を実感することができている。
以前に他の学生にコメントした際、先生から「感想レベルでなく、専門家としてよりよい改善ができるよう提案するようにしてください。」というフィードバックを受けた。
なんとなくの感想・経験ではなく、理論をもとに意見できるようにならなければ、専門家とは言えないのだと感じた瞬間であった。
これまでぼんやりと頭で考えていたことを、理論とリンクさせて言語化できるようになりたい。

まとめ

思いきって後期からチャレンジすることにした大学院(科目等履修生)。
やはり本を読むだけでなく、同じ目的をもった人たちと切磋琢磨し合える環境は非常に楽しい。
そして大学院に迷っている人は、いきなり入学というよりは、まずは科目等履修生などの制度を利用するのも良いかもしれない(単位も認定されるので、修士課程に進学した際の負担も軽減される)。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!