Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

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看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

はじめてのキャンプで思ったこと -デジタル・ディスタンス-

この年齢になり、初めてキャンプに行ってきた。
子どもの頃、コテージやバンガローに泊まったことはあった。
広い意味ではそれもキャンプかもしれないが、自分たちで火起こしてご飯を食べ、テントを張って寝る。
キャンプにそんなイメージを持っているので、初めての体験にワクワクした。

4月からノンストップで走ってきたので、少し仕事を離れたい気分でもあった。
PCは自宅に置き、物理的に仕事のことは一切忘れるようにした。

火を起こすところから準備し、自然の中で食べるご飯は本当においしかった。
より正確に言うと、味が美味しいというより、ご飯を食べる全てが美味しい。
伝わるだろうか。

夜は一気に冷えてきたが、テントで風が凌げれば意外とゆっくり休むことができた。
雨風を凌げる家があるって幸せなことなのだという、当たり前なことに感謝する気持ちになれた。

一泊二日と短くはあったが、自然の中にいるとデジタルデバイスに触れようという気持ちが一切湧いてこなかった。
一応Kindleは持参したが、あまり触れることはなかった。
自然と紙の本を手に取っていた。

なぜだろうと考えてみる。
どうも自然の中で過ごしていると、デジタルデバイスの存在に違和感を感じていた。
人間本来の感性?のようなものが、そのような感覚をもたらしたのか。

なんかの本で、焚き火を囲って語り合うワークショップが紹介されていた。
そのような環境だからこそ、語り合えることがあるらしいが、わかる気がする。
普段は抑圧されている想いも、自然の中にいると語りたくなってくるから不思議だ。

普段はPCを目の前に作業している時間が多いからこそ、意図的にこうした時間をつくっていきたいと感じた。