Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

Nursing & Education & Technology

看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

一周回ってMentimeterが使いやすい

今日は教育に関して。
教育に活用できそうなアプリを色々と試してきた。

その結果、一周回ってMentimeterが使いやすいというのが今の結論。

僕の主な使い方を共有していきたい。

知識の確認をするためのクイズ機能(Select Answer)

クイズ機能は、知識の確認に使っている。

例えば事前学習で「テキストの何ページ読んできて」としたとする。

そんな時、このクイズ機能でその範囲に関する問題を出し、回答状況で学生全体の理解度を確認する、なんてことができる。

問題が全て終了すると、結果に応じてランキングも表示されるため、ゲーミニケーション的な要素もある。

普通にテストするより、楽しく学べるため、自然と集中しているように感じている。

ちなみにMusic機能も付けられるが、自宅で実験してみた感じだとかえって集中力を削ぐ気がしたので、僕は使用していない。

欠点としては、クイズ機能に関しては学生側のデバイスにアプリをインストールしてもらう必要があること。

授業中に使用した教材について、教室全体の理解度・考え方を可視化するクエスチョン機能(Multiple Choice)

Multiple Choiceは、例えば「今日は天気が良いか?」という問いに対して、「Yes  or No」で学生に選択してもらい、回答状況を即座に可視化してくれる。
正解・不正解を判定する機能はないが、クイズっぽい使い方もできるので、非常に重宝している。

そしてクイズ機能とは違って、デバイス側にアプリのインストールが不要で、QRコードでサクッと回答できるのが大きい。
クイズ機能は便利なんだけど、使用する際は

・ログインするためのコードを入力
・名前を入力(なんでも良い)

という手間が生じる。
それゆえに便利な部分もあるのだが、授業はリズムが大切。
極力そのような「作業」は排除したい。
その点、クイズ形式にするほどでもないけど、学生の理解度や意見を可視化したいな、というときにMultipleチョイスは便利だ。

個人の意見をサクッと共有するためのクエスチョン機能(Open Ended)

こちらもQRコードのみでサクッとできる。
Open Endedは個人で考えたことを全体で共有したいときに使っている。

回答結果を可視化するというよりは、色々な意見を共有したいときに便利だ。

ちなみにグループでは使用していない。
グループワークの場合は、今のところGoogle SlideかGoogle Jamboard。

Google Appsは全グループのワーク状況が確認できるため、どのグループの話し合いが活発で、どのグループが進んでいないかがこちらで確認できる。

だからどこのグループに支援が必要かの判断がしやすい。

前みたいに、無意味にぐるぐる回るのでなく、必要に応じた介入がしやすくなったと感じている。

まとめ

アプリを使用することで、よりインタラクティブな授業ができると感じている。

バイスなどのハード面が整ったとしても、授業のやり方が変わらなければ本質的には変わらない。

しばらくはMentimeterでいけそうだが、これからもこの辺りの情報感度は高めでいたい。