コロナの対応に追われた昨年度。
昨年度がきっかけで、ICT教育も結構根付いてきた感がある。
GIGAスクール構想で掲げられているように、Society5.0へ向け教育は過渡期にあると感じている。
最近感じているのは、「アナログはもう不要なのか、その代表である「紙」はもう不要なのか」ということだ。
かくいう僕は、仕事は基本的にPCで済ませるし、手書きで何かアイディアとかを書き出す際はiPad mini + Apple Pencilだ。
ただ、メモ帳とボールペンは肌身離さず持っている。
なんだかんだで、何か思いついてすぐにメモしたい時はボールペンと紙に勝るものはない。
学生が全員iPadとPencilを持っていればまた話は別だが、「書く」という動作で、人間の思考は進む気がする。
書くからこそ、集中力や創造性も高まるのではないか。
授業資料も、今ではすっかりスライドが主流となった。
でも黒板のメリットもやはりあるわけで。
・学生と同じペースで進められる
・音が心地よい?
・全体像が俯瞰しやすい
・自由度が高い
ICT教育と言うのは、全てアナログを排除するのでなく、あくまでより効果的な学習を支援する、というのが本来の目的である。
また紙に書いたものでも、今ではデジタル化することができる。
ICTだからといって、デジタルにこだわりすぎてしまい、目的を見失わないようにしたい。