職業柄か「もっと効果的な学習はないかな」も「どう授業すれば残りやすくなるかな」なんてことを考える。
そこで買ったのがこの本。
勉強方法はあくまでツールであって、このような本ばかり読んでも意味がないと考えている。
それは恋人がほしい人が、恋愛マニュアル?的な本ばかり読んでわかった気になっているようなものだ。
ただ今回はちょっと息抜きしたい気分だったので、読んでみようかと手に取った次第だ。
この手の本は実践してなんぼなので、僕でも取り入れやすそうな内容をまとめてみたい。
アクティブ・ラーニング
教育界隈において、もはや最重要キーワードであるアクティブ・ラーニング。
やはりDaigo本でもトップで扱われていた。
授業だけでなく、普段の学習でもその有効性は科学的に証明されている。
Daigo先生曰く、アクティブ・ラーニングのPointは2つ。
①想起
②再言語化
一つ目の「想起」。
何を意味するかというと、これは思い出そうとすることを指す。
人間はただ受け身でいても記憶には残りにくいらしい。
思い出そうとするプロセスを経ることで、脳は「記憶しなければ!」というスイッチが入るとのこと。
例えば英単語を暗記するときは、パラパラと機会的に単語帳を捲るのではなく、思い出そうと頑張りながることが大切だということだ。
二つ目の「再言語化」。
これは学んだことを、自分の言葉に置き換えて取り入れることを指す。
ここで有効なのは、自分へ問いかけることだ。
「要するに〜」「わかりやすく言うと〜」「例えば〜」といったことだ。
特に「例えば〜」は、物事のコアな部分を理解していないとできないことだから、その効果は絶大らしい。
確かに、例えがあると難しいことでもイメージしやすくなる、
僕も授業で積極的に取り入れていきたい。
この本では色々と方法が紹介されているが、要は自分の学習にいかにアクティブ・ラーニングの要素を取り入れることか、が重要だ。
方法はどうあれ工夫していくことで、自分なりのアクティブ・ラーニングを目指していけばよい。
2.具体的なテクニック
ここからは、本の中にあった方法で自分にも簡単に取り入れられそうな内容を紹介したい。
①ティーチング
要は相手に教えること。
これは本当に実感していて、教える側はインプットしなければならないし、わかりやすく伝わるようにアウトプットしなければならない。
記憶に残るに決まってる。
ティーチングは工夫すれば色々と応用できる。
別に空いては人間でなくてもよいわけだ。
お風呂でアヒルに向かってやってもいい。
ブログも相手に教えるつもりで書けば、ティーチングと似た効果が得られそうだ。
ティーチングする上でポイントだと感じたのは、「リスト化すること」と「再言語化」だ。
ダラダラと喋るだけだと、それは「ティーチング」ではなく「スピーキング」だ。
リストに整理することでテーマが構造化され記憶に残りやすくなる。
その内容を再言語化することでことで、更に記憶に残りやすくなるというわけだ。
これは勉強する心の準備を整えることを指す。
僕はマインドセットを、勉強するモチベーションを高めた状態を作ることだと理解している。
そこで有効なのがマインドセットに関する動画を観ること。
ただ個人的には、マインドセットに拘らなくても、最近はユーチューブにモチベーションが上がる動画がたくさんアップしている。
勉強前にそういった動画を観てから勉強すると良いだろう。
③ランダマイズ
これは勉強を飽きさせないための方法。
ちなみに「ランダマイズ 」という用語は、この本には出てこない。
僕が勝手に名付けただけなのでご注意を。
勉強というと、テキストの前から後ろへ向かって勉強するのが通例だろう。
これだと自分がやる勉強の見通しが立ってしまう(当たり前だけど)。
そこでだ、あえてテキストの順序をバラバラに学習してみる。
系統的である必要なんてないんだ。
当然、今日自分がやる勉強がどんなテーマか検討がつかなくなる。
それでよいのだ。
何が来るかわからない状況を作ることん意味がある。
ただこの方法はどんな勉強にも向くかといったら、そうではないと思う。
統計などはある程度順序立てて基礎から積み上げていかないと、解けないテーマも出てくるだろう。
基礎的な内容はある程度クリアしている勉強をするときに、有効であると思われる。
まとめ
以上、勉強方法についてまとめてみた。
「自分の勉強方法はアクティブ・ラーニングか」を問いかけていこう。