今日はいつもと嗜好を変えて、政治に関する本。
フランス大統領エマニュエル・マクロンの自伝だ。
マクロンに関しては日本でも有名だ。
39歳という若さ、年上妻とのエピソード、エリート、イケメン・・・
下世話なトピックばかりであるが・・・マクロン大統領がどのような人生を経て、どのような思想を持っているのか。
そして未来のフランスにどのようなビジョンを持っているのか。
今更ながら気になったので購入した。
タイトルは「革命」。
フランス革命を意識してのことだろうか。
マクロン大統領のフランスに対する揺るぎないコミットがあるからこそ、使えた言葉だろう。
マクロン大統領は小さい頃より文学・哲学といった学問に親しんでいた。
客観的に見れば「ザ・エリート」といった道を辿っているが、読んでいる限りは本当に学問を愛していたように思える。
ただやはりエリートであることは自覚しているようで、時折気になる表現はあった。
ざっくり読んだ限り、旧態依然とした組織ではなく、変化に適応していく必要があるということ。
教育に投資して、人的資本を豊かにしていくということ。
エコロジー政策を推進していく必要があるということ。
具体性はなかったが、「確かにな」と思わせる内容ではあった。
何より羨ましいと思ったのが、マクロン大統領のような大統領が出てくるフランスという国だ。
日本にここまで熱く未来を語れるトップはこれから出てくるのだろうか。
熱く未来を語れるのが、必ずしも良いことではないのはわかってる。
ただ、そのような期待を持てる、魅力的なリーダーの存在がなんとも羨ましい。