Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

Nursing & Education & Technology

看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

知的興奮を呼び起こす授業

久しぶりの更新となってしまった。

 

みなさんは授業というとどんなイメージがあるだろうか。

こんな感じだろうか?

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よく授業中に寝ると怒る教員がいるが、教員サイドにも原因はあると思っている。

一方的で受け身な授業が90分以上続けば、誰でも眠くなる。

 

近年はアクティヴ・ラーニングの重要性が言われている。

高度情報化社会の現代では、知識を用いていかに問題を解決するかが問われる。

即ち、能動的な思考力が求められるのだ。

 

少し前になってしまうが、サンデル教授の「白熱教室」が流行った。

僕はそれを見て、心の底から「こんな授業を受けたい!」と感じた。

そして、「サンデル教授のような教育者になりたい!」とも感じた。

 

そしてこのような本を発見した。

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まさに僕が求めていた本だ!(笑)

しかも、どっかの誰かが書いたHow to本ではない。

サンデル教授が直々にインタビューに応じている本である。

 

「対話型授業」と言われるサンデル教授が、教育をどのように捉え、活動しているのかがよくわかる内容となっている。

 

哲学という学問を日常レベルで落とし込むために、サンデル教授は若者のカルチャーを映画や雑誌から研究しているそうだ。

 

これは目から鱗だ。

でも言われてみれば、そういった話題のほうが学生にとっては”自然”だ。

これは取り入れていこう。

 

そして学生の話によく耳を傾けること。

意見の要点を抽出して、発展させる力が対話型講義には求められる。

そのためには、まずは学生の話を聞こう。

 

  • 雑誌や映画の内容を教材化する
  • 学生の声に耳を傾ける

最も重要なことだが、親切に教えようと授業準備にばかり時間を使うのではないけない。

自身の学習・研究といった日々の研鑽から得られる力が、対話型講義の原点である。

資料作りはほどほどにしておこう(笑)。

 

学生が知的興奮を覚えるような授業をしたい。