僕は通信制大学に通っている。
理由はいくつかある。
その中のひとつは、最終学歴が専門学校卒業ということもあり、学歴社会で色々と不都合が生じるということがある。
よくある学歴コンプレックスのようなものだ。
「行動しなければ始まらん」ということで、通信制大学の門を叩いた。
通信大学にあまり馴染みのない人もいるだろう。
ただ少子化ということで、最近は増加傾向にある。
通信に特化した大学もあれば、通学に加え、通信過程を新設した大学もある。
この時代、どこの大学も現役生のみでは経営は大変厳しい状況となっている。
そこで現役生だけでなく、社会人でも学びやすいような学習スタイルがとられているというわけだ。
加えてIT環境も充実してきたことも大きい。
良い時代に生まれた。
少し例を挙げると・・・
- 一度も通学せずに卒業できる大学
- 社会人の興味を引くような内容
かな。
何より一番のメリットは、
学ぶことの楽しさ
を知れたことだ。
アラサーで色々と経験を経てきたからこそ、人生と学びがリンクしていることを本当に実感する。
恐らく現役で大学に入っていたら、ここまで学ぶことの楽しさを感じることはできなかっただろう。
そしてもう一つ。
仲間が得られたこと。
年に何回か、スクーリングが組まれている。
日本各地から来ていて、年齢も学ぶ理由も様々だ。
毎日は会えないけれども、その分ともに過ごす時間は貴重で、言葉では言い表せない充実感がある。
きっと誰もが、学ぶことの喜びを感じていたからこそ過ごせた時間なんだろうと思う。
もうすぐ今年度が終わり、仲間ともお別れだ。
皆、別々の道を歩んでいくだろう。
それでも、僕はここで出会った仲間のことは生涯忘れないだろう。
いつかまた皆で語らいたい。
そして大学で学ぶことで、もう一つ目標ができた。
それは
大学院に進学する
ことだ。
まさか自分が大学院への進学を考えるようになるとは思いもしなかった。
この大学に入学して、じわりじわりと自分が変わってきたことを感じている。
これを成長というのかもしれない。
僕くらいの年齢になってくると、仕事も慣れてきて「なんとなく」毎日を過ごしていくことも可能だ。
子育てにコミットする人もいるだろう。
しかしなんとなく燻っている人がいたら、僕は通信制の大学を薦めたい。
学ぶことは、本当に素晴らしい体験だと思う。