落合陽一さんを皆さんは知っているだろうか?
僕でも知っているくらいだから、多くの人は知っているだろう。
筑波大学の助教・メディアクリエイターという肩書きで、社会に対して大きなインパクトを与えている人だ。
今回はその人が書いた本を読んだ。
Change the world
この本を読んで感じたのは、世界が大きく変わろうとしているということ。
従来の常識は、テクノロジーによって簡単に覆されるということ。
国境・マネー・言葉・働き方。
それは医療も同じだ。
電子カルテは当たり前となり、医療危機の進歩は著しい。
それなのに、看護は古い慣習を捨てきれないでいる。
電子化の時代に、なかなか減らない書類。
教育とは名ばかりの、不足を指摘する文化。
もちろん、熟練した目と手を用いた観察・ケアは重要だ。
しかしこの時代、テクノロジーを活用しない手はないはずだ。
看護も時代とともに進化しなければならない。
この本のポイント
この本の中で落合氏が言いたいことは3つだと思う。
- テクノロジーに対して「わーすごい」ではなく深く思考すること
- 強いモチベーションを持ち、そして行動すること
- テクノロジーから逃げない
感心するだけでは、何も生まれない。
テクノロジーをどのように看護に活かすのか。
業務の効率化が図れ、看護の概念も変わるかもしれない。
そのためには、我々医療者もテクノロジーを学んでいく必要がある。
人は歳を取れば取るほど「何のために生きるのか」を考えなくなり、目の前の幸福や不幸に右往左往しながら暮らしていくものですが、信念を持っている人間はその問いへの明確な答えを持つことができます。それは、「いまできる人類の最高到達点に足跡を残す」ということです。
この言葉に痺れた。
自分の信念を持ち、前に進んでいきたい。