「もう少しわかりやすく書いてほしい」
そう言われた経験がある人は多いはずだ。
この時代、レポートを書く機会の多い社会人・学生は多いかと思う。
しかし日本では、「ライティング」を改めて学ぶということはない。
アメリカのほとんどの大学では、必修科目となっているらしい。
この違いはなんだ?
ということで今回は読書記録。
読んだ本はこれだ。
入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法
- 作者: 山崎康司
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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見た目はなんだか高度な本…だけど意外と読みやすかったいう印象。
この本のコアな部分は次の2点。
- 読み手の関心に向かって書く
- まずは結論から書く
1に有効なツールとして紹介されているのが
OPQ分析
Objective:読み手が目指している望ましい状況
Problem:問題、すなわち現状とObjectiveのギャップ
Question:読み手の疑問
そして
Answer:Qに対する答えがそのまま文章になる。
という流れだ。
コンサルティング業界では、ロジカルに考える際に図を用いることが多い。
イメージ図がこれ。
この図を書く際の注意点としては
- グループ要約は具体的・明確に、文章で記載する
- 具体の内容は一つに絞る
最後に・・・
他にも色々書いてあったけど、ピラミッドを意識して書くだけでも全然違うと思う。
何より、実際に手を動かしてピラミッドを書こうと考えが整理しているのが実感できる。
医療人は医学知識だけでなくて、こういった技術も身につけていかないといけない。
伝える力は大切だ、伝わらなければ何も始まらない。