今回読んだ本はこちら。
「サプール」という言葉を聞いたことはあるだろうか?
僕も知らなくて、たまたまTwitterでみつけた言葉である。
コンゴでは経済的には厳しい状況でありながら、お洒落なスーツを着て街を歩くという文化があるらしい。
スーツというと
・ビジネスマン・ウーマンが着る。
・どちらかというと、いわゆる高収入な人がお洒落なスーツを着こなしている
いうイメージだ。
経済的に厳しい状況でありながら、スーツをオシャレに着こなすというギャップが気になり、この本をポチることにした。
なぜ「サプール」という文化が広まったのか?
コンゴは長らく内戦があった。そのような情勢の中、なぜサプールという文化が始まったのか。
収入が少なくても、オレらのほうがセンスあるよ、という西洋に対するメッセージだったのではないか?という説があるらしい。
ではサプールとは何なのか?
「おしゃれで優雅な紳士たち」という意味らしい。
貧しくても、おしゃれで優雅に生きる。
そんな哲学が彼らの根底にあるようだ。
自分のことをお洒落とは思わないが、お洒落でいようとすることって大事だと思う。
良いスーツを着ようとすると、髪型も決まってなきゃいけないし、清潔でなければいけない。
歩き方などの振る舞いも、背筋を伸ばしてビシッとしなければいけない。
結果として、「生き方」に行き着く。
サプールは、単にお洒落な服を着ている人ではない。
生き方を表している言葉なのだと思った。