「転職の思考法」の著者である北野氏が執筆した「これからの生き方」を読んだ。
本書は3つのパートからできている。
1.漫画
2.ワークシート
3.インタビュー
これがなかなかよくできている。
漫画はアラサーの主人公が、自身のキャリアについて悩みながら成長していくストーリー。
共感できる点が多々あり、とても読みやすい。
そして漫画を読むことで、著者と読者の頭の中にある前提条件のズレがなくなった。
ワークシートやインタビューの内容が頭にスッと入ってくる。
印象に残ったのが「ひとつの場所に全てを求めない」という言葉。
多かれ少なかれ、誰もが仕事において大切にしたいことは持っているだろう。
「私は仕事になんの拘りもありません。なんでもやります。」っていう人も、
・定時で上がりたい
・休みがちゃんととれる
のように、仕事内容には含まれないけど、仕事を選ぶ基準はもってるはずだ。
唐突だが、仕事における不満はなぜ生まれるのか?
それは、自分の価値観を全て一つの場所で満たそうとするからでないだろうか。
・自分が何を大切に仕事をしているのか
・今の仕事ではどこまで満たされているのか?
・残りの価値観はどこで満たすのか。
そんなふうに思考を展開していくのが健全な気がする。
そしてこの前提には「副業」という選択肢がある。
あちこちで言われているけれども、「一つの職場で定年まで勤めて〜」という時代ではなくなった。
本書のタイトルである「これからの生き方」を各々が考え、自分が大切にしたいことを大切にできるよう、学び選択していくことが大切だと感じた。