タイトルと写真の風貌とは違った、「誠実」な印象を受ける内容だった。
「何を価値とするか」ということを考えさせられる本だ。
お金やブランドではない。
この本書では
絆の深さ
と述べている。
価値の基準が明らかに変わってきている。
僕自身、お金やブランドに対する興味は全くない。
本書で絆と表現されているキーワードは、他にも様々な表現ができるだろう。
僕にとっての価値を定義すると
感情を揺さぶるような体験
となる。
感情が揺さぶられた時、
生きてる!
と実感する(笑)
本書で印象に残っていることは
- 人に好かれるより、人を好きになること
- プライドは邪魔でしかない
ということ。
「好かれよう」とするより、好きになろうとするほうが気持ち良い。
受け身でなく、ポジティブなスタンスだ。
そのためには、プライドは必要ない。
プライドは、を狭めてしまうと考えている。
「プライドをもて!」とか言われるけど、僕はなんだかしっくりこない。
プライドではなく、自分は「何に対して価値を置いているのか」「何を大切にしているのか」だと思う。
これが自分の中に明確となっていれば、プライドという概念すら浮かんでこない。
「やる気」はすべてを超越し得ます。
本屋さんに行くと、論理的コミュニケーション・英語・会計・ITなど、実に多彩なHow to本が並んでいる。
でもそれらは、自分の「やる気」に乗せられたビジョンがあって血肉となる。
これらを目的なく学ぼうとしても、僕の場合はきっと続かないだろう。
実りある人生を生きる上で、コンパス、つまり、自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観の言語化は必要不可欠です
コンパスと現実の方向性が合っている時、モチベーションは上昇する。
そんな毎日を過ごしていれば、必要な能力は身についてくる。
どんなスキルを身につけようか、と考える前に、まずは自分の価値観の言語化が先ということだ。
現在はSNSの時代だ。
僕は、「ソーシャルネットワーク次じゃ?」と聞かれたら、「ライブストリーミングだ」と即答します。
インタラクティブ。
つまり双方向性のコミュニケーションが次に来るビッグウェーブの鍵を握るというのだ。
僕が目指す授業は、それに近いものがあるのかもしれない。
インタラクティブな教育を研究していきたい。
最後に
この本で最も感銘を受けたのは、
筆者のパッション!
自分が持てるエネルギーを、「これだ!」というものに注ぎ込んでいることをひしひしと感じた。
良い刺激をもらった。
「あー良い本だったわー」で終わらせることなく、この本から学んだことを取り入れていきたい。