自分達が実践した看護を、もっとしっくり表現したい
僕は度々そんなことを感じていた。
そしたらこのようなセミナーがあることを知った。
事例研究というのは
看護を実践した事例を丹念に振り返り、研究論文としてまとめる
という研究手法。
研究のスケールとしては小さいかもしれないが、現場から得られる知見はとても貴重なものだ。
例えば「寄り添う」という看護がある。
ここで疑問に感じるのは、「寄り添う」ってなんだ?ということだ。
大切なのは、どんな看護が「寄り添う」ということに繋がったのかを明らかにすることなのではないだろうか。
その曖昧模糊とした看護実践は、語り合うことでシックリくる言葉で表現することができる。
ありきたりな言葉ではなく、現場で起きていた看護がリアリティをもって想像できるような言葉で。
そしてそれは立派な成果だ。
事例研究という手法は
看護師になって良かった
そう思わせてくれる良い研究だと思った。