「あー授業早く終わらないかな〜」
「この授業意味あるのか?」
とか感じた人はいないだろうか。
僕はしょっちゅう感じていた。
親に高い授業を払ってもらっている身分なんだから、兎にも角にも集中しろ!と言われてしまえばそれまでなんだけど…
ただ、学生でありながら
もう少しうまくやれないのかな
なんてことを思っていた。
それから時が経ち、今度は自分が教える側となった。
そこで教育関連の資料を探していたところ、こんなキーワードに出会った。
インストラクショナルデザイン(以下ID)
みなさんは御存知だろうか。
IDとは
教育・研修の効果・効率・魅力を高めるための手法を集大成したモデルや研究分野、またはそれらを応用して学習支援環境を実現するプロセスのこと
引用
鈴木 d:e-learning 実践のためのインストラクショナルデザイン
僕はこのキーワードに出会った瞬間、「これだ!」
と感じた。
自分がこれまで抱いていた疑問は間違っていなかったということ、そしてそれは解決できるのだという期待感が湧きあがってきた。
IDを語る上で、まず押さえておきたいPointが5つある。
- 出口
- 入口
- 構造
- 方略
- 環境
「出口」というのは目標を指す
「入口」はどんな学習者かを指す。
まずはこの2つを明確にする。
この2つが定まらないと、内容を決めようがない。
なぜならば、教育は現在の姿と理想のギャップを埋めるために行われる活動だからだ。
その上で、どんな項目をどういった順序で盛り込むのか、どんな工夫をするのか、PowerPointを使うのか、それとも他のメディアが良いのか、と考えていく。
こんな風に整理すると、授業というものをスッキリ捉えることができることに気づく。
EBE(evidence based education)
実践で得られた知見を、より発展させていくために研究をしていかなければならない。
IDを通して考えることで、教育という一見捉えにくい活動を、より発展させることができる。
IDを活用して、
え、もう授業終わり?
と学生が思えるような授業がしたい。