Nursing&Education&Technology

看護とインストラクショナル・デザインを中心に、備忘録として残すブログです

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看護師が医療・看護・教育工学について語ります。

もしも自分が「がん」と診断されたら

少し悩んだけれども、このようなタイトルにしてみた。

とあるキッカケがあり「もし自分が「がん」と診断されたら」といったことを最近考えたからだ。

 

その流れでがんサバイバーシップという言葉を知った。

みなさんはご存知だろうか?

 

恥ずかしながら、僕は医療従事者でありながら知らなかった。

まだまだ勉強不足だ、本当に。

 

サバイバーシップとは何か。

 

NCCS(米国がんサバイバーシップ連合)によると、

サバイバーシップとは、がんの生存率ではなく、がんと診断されてから生き抜くプロセス

と定義されている。

ひと昔前は「がんと診断されてから5年以上生存した幸運な人」といった意味を含んでいたらしい。

 

がん=死

というイメージを持つ人は少なからずいるだろう。

日本人の死因第1位は「悪性新生物」であり、全死亡者のうち3.5人に1人を占めている計算となる(厚生労働省平成27年度 人口動態統計月報年計の概況)。

 

※厳密に言うと「がん」=「悪性新生物」ではありません。ご了承ください。

 

ただ最近の医療の進歩が目覚しく、がんとともに生きいく時代へと変化した。

そこで日本にも浸透してきたのが、先ほどのがんサバイバーシップというわけだ。

 

僕はサバイバーという単語から、「生き抜く」という強い意志のようなイメージが浮かんだけど、その人の価値観・進行状況・症状などによってこの言葉が持つ意味は違うだろう。

 

ここでタイトルに戻る。

もし自分が「がん」と診断されたら、どのように感じるだろう。

現実感がないけれども、その瞬間がいつか僕にも訪れるかもしれない。

 

きっと様々な感情が湧き上がるだろう。

ひょっとしたら自暴自棄になってしまうかもしれない。

 

この言葉を知って、自分にとってのサバイバーシップを考えていくことは、これからの時代とても意味のあることなんじゃないかと思う。

 

決して他人事ではない。

皆さんはどうだろうか。

 

もっと「がんサバイバーシップ」について学んでみたいと感じた

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