今日も読書録。
もはや読書録ブログとなってきているが…
まあ、いいだろう(笑)
いわゆる自己啓発本のカテゴリーに入る。
ただこの本をあえて取り上げたのは、僕の中に強く迫ってくるものがあったからだ。
ストーリーに乗せることで、より読者に強く訴えかけてくる。
手を取ったきっかけは…単純に「世界最強」というフレーズに惹かれたからだけれども(笑)
そんな感じで読み始めた本だったけど、予想以上にグッとくる内容だった。
まず印象的な文章がこれだ。
お前が長旅に出て道連れはロバだけだというとき、それはしばしば、不思議な恐ろしい感覚となる。将来の展望や仕事の意味を全く忘れ去り、子供のようになって、自分の安全と愛にあこがれるようになる。その代替物として我々が見つけたものが、多くの人々のキャリアを終わらせてきた。
前後の文脈がわからないと少し伝わりにくいかもしれない。
僕にとって、この文章はなんとなく心に感じていたことをズバッと言い当てられる衝撃を味わった。
「自己の安全と愛」が極めて重要なことは認識している。
人生において本当に、本当に大切なものだ。
ただ人間は、これらが満たされるとより高次な欲求を満たすために努力するわけだけど、一筋縄ではいかない。
目指すものにもよるけど、高次の欲求になればなるほど、より多くの障害が待ち受けている。
人間は弱い。
何かと理由をつけて、その目標を諦めるどころか無かったことにしてしまう。
自己の安全と愛は、最もらしい理由をつけるに最適だ。
そしていつの間にか、目の前の日常が全てになる。
自分が抱いていた夢や目標・野望といったものは、胸の奥に仕舞われる。
それはそれで良いのかもしれない。
ただ、僕はそうでない道を選びたい。
「やることはやった」と自分に言えるような毎日を送りたい。
木の王様であるオリーブの木が育つには、何百年という歳月が必要だ。タマネギは9週間で育つ。私はこれまでタマネギとしての人生を送ってきた。それは喜びとは言えなかった。私は今、最強のオリーブの木になりたい。実は最強のセールスマンになりたいのだ。
そう、きっと僕は…
オリーブの木に、僕もなりたい。
「よし、じゃあオリーブの木になるか!」と意気込んだところで人は簡単に変わらない。
そのための鍵となるのが、「習慣」だ。
実は、失敗者と成功者の間にあるたった一つの違いは「習慣」の違いだ。良い習慣はあらゆる成功の 鍵 である。悪い「習慣」は失敗に通じる鍵のかかっていないドアのようなものだ。それゆえ、他のすべてに優先して私が従う第1の法則は、「私は良い習慣を身につけ、その奴隷になる」 というものだ。
人が成長する上で、習慣に勝るものはない。
習慣が人をつくるといっても過言ではない。
良い習慣を取り入れるには、視覚化するのが効果的だ。
そのために、「習慣トラッカー」を書いてみた。
3日ももたなかった…
まず習慣トラッカーを確認する習慣がないことに気がついた(笑)。
習慣トラッカーは常に見えるところにないと、意味がないんだ。
そこでまず浮かんだのが、スマホだ!
そこでスマホで良いアプリがないかを探してみた。
「習慣」と書いてあるアプリがそれだ。
僕が求めていたのが、まさにこのアプリだ。
早速ダウンロードし、習慣を意識的に管理するようになった。
この小説では、秘伝の巻物に「成功するための原理・原則」が描かれている(よくわからない方は読んでみてくださいw)
その一端を紹介してみる。
今日なすべきことは今日のうちにしてしまおう。今日、私は幼い子供を可愛がろう。明日、彼らは巣立ってゆくだろう。私もいなくなるだろう。今日、私は愛する妻を抱きしめてキスをしよう。明日、彼女はいなくなり、私もいなくなるのだから。今日、私は困っている友達を助けよう。明日になれば、彼は助けを求めてこないだろう。私も彼の叫びが聞こえないだろう。今日、私は身を粉にして働こう。明日、私には与えるものがなく、受け取ってくれる人もいないのだから。
今日が人生最後の日だと思って生きることの大切さが説かれている。
死を意識すると、時間というものが本当に尊く感じる。
決して無駄にしてはならない。
幸福になるために努力することは一切やめよう。それよりも、悲しみに浸っている暇はないほどに、忙しく働こう。今日の喜びは今日のうちに楽しもう。
幸福になるために努力してはならない。
自分のやりたい勉強ができている「今」と、周囲の人達への感謝を忘れずに生きていきたい。
グレイテスト・ショーマンのBGMを聞きながら書いたせいか、少々熱くなってしまった(笑)
無我夢中で生きているうちに、気がついたら「オリーブの木」になっていたら良いな、と思う。