今日はActive Learningについて。
僕が教育分野に進んだのは、理由はいくつかある
シンプルに一つ挙げると
楽しい講義がしたい
それに尽きる
医療に身を置いていると、本当にたくさんの勉強会の機会がある
しかし実感として、その内容が残っているのはわずかだ
そしてそれらの勉強会を受けている私は、主体的というよりは受動的だ。
その要因は色々あるけれども、一方的に聞いているだけで、ほとんどが眠気との戦いになるということだ(笑)
元々教える、サポートするということが好きだった僕は、学生が感じられるようたな授業がしたいと思っている。
少し偉そうなことを最初に述べたけど、僕自身もそんなスキルはない。
だから本格的に学んでみようと思ったわけだ。
そこで手にとった本がこれだ。
大前提として、
「教える」というのは、「伝える」ことではない
ということ。
聴いている側が主役であり、学んだ知識を実践で使えるよう習得できるようサポートすることが目的であるはずだ。
特段珍しいことが書いてあるわけではないが、どれだけの研修や授業が、そのような構造になっているだろうか。
この本では、学習者が主体であるため(いわゆるアクティブ・ラーニング)の法則を4つ挙げている。
1.学習者は大きな身体をした赤ちゃんである
子供は経験を通して学んで成長する。
なぜか大人になるにつれて、座って黙って学習するようになる。
けれども、大人も経験や体験から学ぶことは多い。
特に大人はこれまでの経験や知識があるのだから、それを最大限活用しない手はない。
2.人は自分が口にしたことは受け入れやすい
口にするということは、自分というフィルターを通して解釈しているということ。
当然、より知識が深く定着するため、研修後の行動変容につながりやすい。
3.習得はいかに楽しく学ぶかに比例している
知的好奇心が刺激される授業は、言うまでもなく楽しい。
「どうすれば受講生が楽しく学べるか?」といった視点が必要。
4.行動が変わるまで学習したとはいえない
ゴールは行動レベルで考える。
生半可な知識を持っても、すぐに忘れる。
行動レベル!
では講義内容を考える際は、何に注意すればよいのか。
それは・・・
KSA
である。
Knowledge:知識
Skill:スキル
Attitude:態度・姿勢
目的を達成するために必要なK・S・Aは何かを拡散思考で列挙する。
そして目的に合わせて優先順位をつける。
こうしたフレームワークを基に、設計図を作る。
インストラクショナル・デザイン
という。
内容の前に、まずは設計図が必要だ。
いきなり家を作ろうとする人はいないだろう。
まずは設計図だ。
大切なPointは、受講生が参画することだ大切だ。
そのための手法として、よくグループワークが取り入れられたりするが、それだけではない。
地味なアクティブラーニングというもの。
詳細はぜひ読んでみてほしい。
結論として、本書を読んで得た学びは、
主役は学習者
ということだ。
この本から学べることは大変多い。
ブログで書くには長くなってしまう。
YouTubeでUPしたい(笑)